レイアウト用のウィジェット タグの記事に記載されているとおり、さまざまなタグを使って、テンプレート内に特定の種類のデータを含めることができます。タグはすべて <data:name/>
または <data:name1.name2/>
でフォーマットされます(name
の部分は使用するデータの名前)。name1.name2
の例の場合、name2
は、name1
という名前のデータセット内のある特定のアイテムのことを指します(photo.url
など)。
以下は、使用可能なすべてのデータをまとめたリストです。ウィジェットのタイプによって使用するデータが異なるため、ページ要素別に整理されています。
グローバルに利用可能なデータ
この情報はページ全体に適用されるため、特定のウィジェットでのみ使用できるデータとは異なり、任意の場所で使用できます。ただし、<data:blog.title/>
などのように、「ブログ」の全般データの一部として参照する必要があります。
- title: ブログのタイトル。
- pageType: 現在のページの種類(「item」、「archive」、「index」のいずれか)。
- url: 現在のページの URL。
- homepageUrl: ブログのホームページ。
- pageTitle: 現在のページのタイトル。多くの場合これがブログのタイトルですが、アーカイブ ページまたは投稿ページに関する追加情報を含めることもできます。
- encoding: ブログで使用するエンコード(UTF-8 など)。
- languageDirection: 左から右に記述する言語は「ltr」、右から左に記述する言語は「rtl」。
- feedLinks: ページヘッダー用の自動検出フィードのリンク。
ページヘッダー
2 つのデータのみで構成されるシンプルなウィジェットです。<data:title/>
と <data:description/>
で参照できます。
- title: ブログのタイトル。
- description: ブログの説明。
ブログ投稿
これはブログのメインの領域で、最も複雑です。ブログ投稿ウィジェットをゼロから作成することもできますが、デフォルトのテンプレートに必要に応じて変更を加える方法の方が簡単です。以下は、テンプレートを使用するかどうかに関わらず、ブログ投稿ウィジェットで利用できるデータの一覧です。
- feedLinks: 現在のページのフィードのリスト。メインページの場合、ここにメインのブログフィードが含まれます。アイテムページの場合、ここにはコメントのフィードも含まれます。このリストの各項目には次が含まれます。
- url: フィードの URL。
- name: フィードの名前(「投稿」や「コメント」など)。
- feedType: フィードの種類(Atom または RSS)。
- mimeType: フィードの MIME タイプ。
- olderPageUrl: 現在のページ上の投稿よりも古い投稿がある場合、それら古い投稿の URL。ページの種類に応じて表示されます(このリンクはすべてのページにあるとは限りません)。
- olderPageTitle: 投稿の古いページへのリンクのタイトル。
- newerPageUrl: 現在のページ上の投稿よりも新しい投稿がある場合、それら新しい投稿の URL。
- newerPageTitle: 投稿の新しいページへのリンクのタイトル。
- commentLabel: コメント数を示すフレーズ(「コメント件数」など)。
- authorLabel: 投稿者が誰なのかを示すフレーズ(「投稿者:」など)。
- timestampLabel: 投稿が作成された日時を示すフレーズ(「投稿日時:」など)。
- postLabelsLabel: 投稿のラベル一覧を示すフレーズ(「この投稿のラベル」など)。
- backlinksLabel: 現在の投稿のバックリンクを示すフレーズ(「この投稿へのリンク」など)。
- posts: 現在のページに表示されているすべての投稿のリスト。それぞれに以下の要素が含まれます。
- dateHeader: 現在の投稿の日付。その日付の最初の投稿である場合にのみ表示されます。
- id: 投稿の ID 番号。
- title: 投稿のタイトル。
- body: 投稿のコンテンツ。
- author: 投稿者の表示名。
- url: 現在の投稿のパーマリンク。
- timestamp: 投稿のタイムスタンプ。dateHeader とは異なり、これはすべての投稿に存在します。
- labels: 投稿のラベルのリスト。それぞれに以下の要素が含まれます。
- name: ラベルのテキスト。
- url: 現在のブログ内で、このラベルが付いた投稿の一覧が表示されるページの URL。
- isLast: True または False。このラベルがリストの最後のラベルかどうかを示します(カンマを配置する場合に便利です)。
- allowComments: 投稿でコメントを許可する場合は「True」。
- numComments: この投稿のコメントの数。
- showBacklinks: この投稿のバックリンクを表示するかどうか。
- numBacklinks: 現在の投稿のバックリンクの数。
- addCommentUrl: 現在の投稿の [コメントを追加] フォームの URL。
- emailPostUrl: 現在の投稿の [この投稿をメール送信] フォームの URL。
- editUrl: 現在の投稿の編集フォームの URL。
- feedLinks: 現在の投稿固有のフィードのリスト(ブログ全体の feedLinks とは異なり、この投稿のコメント用のフィードなどを含めることができます)。それぞれに以下の要素が含まれます。
- url: フィードの URL。
- name: フィード名(「投稿」や「コメント」など)。
- feedType: フィードの種類(Atom または RSS)。
- mimeType: フィードの MIME タイプ。
- comments: 現在の投稿のコメント一覧(アイテムページ上のコメントのみ)。それぞれに以下の要素が含まれます。
- id: コメントの ID 番号。
- body: コメントの本文。
- timestamp: コメントの作成時刻。
- author: コメント投稿者の表示名、または「匿名」。
- authorUrl: コメント投稿者のプロフィールの URL(匿名コメントでない場合)。
- deleteUrl: このコメントを削除するための URL。
- isDeleted: このコメントが削除済みかどうか(削除済みのコメントのテキストはプレースホルダに置き換えられます)。
ブログのアーカイブ
ここでは、[ページ要素] タブのさまざまなデフォルトのオプションを示します。新しいバージョンをデザインする場合は、スタイルに [FLAT] を使って、必要に応じて他のデータを変更する方法が最も簡単です。
- title: ウィジェットのタイトル。
- style: 「MENU」、「FLAT」、「HIERARCHY」のいずれか。
- data: 各アーカイブ ユニットのリスト。それぞれに以下の要素が含まれます。
- name: このアーカイブの期間の名称(「2006 年 8 月」など)。
- url: この期間の投稿が含まれているページへのリンク。
- post-count: この期間内の投稿件数。
プロフィール ウィジェット
投稿者が 1 人のブログの場合、プロフィール ウィジェットには以下の情報が含まれます。なお、写真
データの特定の要素にアクセスするには、<data:photo.url/>
などの表記を使用します。
- title: ウィジェットのタイトル。
- userUrl: 投稿者のプロフィールの URL。
- location: 投稿者のプロフィールの場所情報。
- aboutme: プロフィールの「自己紹介」情報。
- displayname: 投稿者の表示名。
- photo: ユーザーのプロフィール写真。次の要素で構成されます。
- url: 写真の URL。
- width: 写真の幅(単位はピクセル)。
- height: 写真の高さ(単位はピクセル)。
- alt: 写真の「alt」テキスト。
チームのブログでは、以下のように、プロフィール ウィジェットに含まれる投稿者情報が少なくなります。
- title: ウィジェットのタイトル。
- authors: すべての投稿者のリスト。それぞれに以下の要素が含まれます。
- displayname: 投稿者の表示名。
- userURL: 投稿者のプロフィールの URL。
投稿者が 1 人のブログと複数人のブログの両方で使用できるテンプレートをデザインする場合は、data:team
変数を使って、これら 2 種類のブログを区別できます。例: <b:if cond='data:team=="true"'> (複数の投稿者を表示) </b:if>
テキスト / HTML / JavaScript ウィジェット
テキスト ウィジェットと HTML/JavaScript ウィジェットは同じように機能し、同じ 2 つのデータで構成されています。
- title: ウィジェットのタイトル。
- content: ウィジェットのコンテンツ。
フィード ウィジェット
フィード ウィジェットのコンテンツは、ブログがブラウザにレンダリングされた後に、Google AJAX API を使用して動的に読み込まれます。なお、スタイルは CSS でのみ設定できます。
- title: ウィジェットのタイトル。
- feedUr: フィードの URL。
写真ウィジェット
写真ウィジェットには 1 つの画像と、その画像のすべての関連データが含まれます。
- title: ウィジェットのタイトル。
- sourceUrl: 画像の URL。
- width: 画像の幅(単位はピクセル)。
- height: 画像の高さ(単位はピクセル)。
- caption: 画像のキャプション。
ラベル ウィジェット
ラベル ウィジェットには、そのブログで使用中のすべてのラベルのリストが含まれます。
- title: ウィジェットのタイトル。
- labels: ラベルのリスト。それぞれに以下の要素が含まれます。
- name: ラベルのテキスト。
- count: このラベルが付いた投稿の数。
- url: このラベルが付いた投稿が表示されるページへのリンク。
リスト ウィジェット
最もシンプルなリスト形式です。各アイテムは 1 つのテキストで構成されており、他の種類のデータは含まれません。
- title: ウィジェットのタイトル。
- items: アイテムのリスト。
リンクリスト ウィジェット
これもシンプルなリストですが、各アイテムは、テキストとリンクの 2 つのパートに分かれています。
- title: ウィジェットのタイトル。
- links: リンクのリスト。それぞれに以下の要素が含まれます。
- name: リンクのテキスト。
- target: リンクの URL。
ロゴ ウィジェット
これよりシンプルな形式はありません。1 つのデータのみで構成されます。
- fullButton: 選択した Blogger ボタンの URL。